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こんなハチが危ない!! ハチ別 対処法Column

ハチを見かけると、怖いし、「早くなんとかしなくては!」と焦って パニックになりがちです。
でも、ハチの種類や特徴を知っておけば、少しは落ち着いて 対処できるかもしれません。
人への被害の多い、スズメバチ、アシナガバチ、ミツバチの 3種類のハチに絞って紹介します。


一番怖い! スズメバチ

日本に生息しているスズメバチは、
大型のスズメバチ属7種、
小型のクロスズメバチ属5種、
ホオナガスズメバチ属4種の3属16種。

【 スズメバチの巣 】
巣の出入り口はひとつのことが多い。
形はボールのような球体など。
マーブル模様が特徴。
見張り役のハチが常に外を監視している。

【 特徴 】
・ハチのなかでも最大級の大きさ(?40mm)
・攻撃性がとても高い
・針から毒液を飛ばす
・巣を守るために、積極的な攻撃行動を起こす
・毒液が続く限り何度でも刺すことができる

【 危険性 】
攻撃性の非常に高いハチで、巣の近くを通っただけで襲われることも。
アナフィラキシーショック(呼吸困難や意識障害、浮腫、嘔吐などの症状)がひどい時は、15分で心停止することもある。
その毒液は「毒のカクテル」とも呼ばれ、一度目よりも二度目に刺された時の方が危険。
一度でも刺されたことのある人は一刻も早く病院に行くべし。
また、攻撃は挿すだけでなく、毒を霧のように噴射する。
目や呼吸器にに入いると危険。
しかも、噴霧された毒は仲間を呼ぶ合図にもなる。


じつは穏やか? アシナガバチ

日本に生息しているアシナガバチは、
アシナガバチ属、ホソアシナガバチ属、チビアシナガバチ属の3属。

【 アシナガバチの巣 】
目立たない所に作るので気づきにくい。
また、駆除しても同じ所に再び巣を作られることも。
巣は六角の巣穴が見える、ハスの実の様な形。

【 特徴 】
・スズメバチに比べれば細身(?26mm)
・穏やかな性格で、攻撃性は低い
・自ら攻撃してくることは少ないが、巣を守るためには防衛・攻撃する
・素早い動きは苦手

【 危険性 】
小回りの利いた動きや素早い飛行が苦手のため比較的おとなしいが、
巣に近づいたり、人間が威嚇すると、攻撃をしてくる。
6月には働き蜂が羽化するようになり、7月には巣作りが本格化する。
敵に対して攻撃することが最も多いのが、6~7月頃。
その毒は、種類によってはかなり強く、
スズメバチと同様にアナフィラキシーショックを発生させることがある。
刺された痛みは、スズメバチを凌ぐとさえ言われている。
巣の規模が小さいので、ブロックの中にさえ作ることがある。


刺さった針が抜けない! ミツバチ

日本に生息しているミツバチは、
東南アジアに分布しているトウヨウミツバチの一種である
ニホンミツバチと、セイヨウミツバチの2種。

【 ミツバチバチの巣 】
巣は平らな板が、垂れ下がった形。
板が何枚も重なって、大きくなっていく。
寒い時期は巣に近づいただけで集団で人を襲うこともある。

【 特徴 】
・比較的小さい(~20mm)
・攻撃性は低い
・刺すと針がハチから抜け、皮膚に突き刺さる
・1つの巣の中に数千?数万匹生息する

【 危険性 】
他のハチと違い、女王蜂以外も越冬できる。
そのため、他の蜂より早い2月頃から活動する。
ミツバチの針は、刺さるとハチ本体から抜けて、人体の皮膚から抜けなくなる。
針はミツバチの体内と繋がっていて、刺すとミツバチは死ぬ。
毒性はとても強く、毒針・毒液は強い匂いを発し、他のハチを誘うので危険。
刺された場合は、毒針を指やピンセットで抜き、
水や葉などで刺された部分を洗ったりこすったりして、
匂いを消すことが大切。女王蜂が死んだり、農薬が撒かれると興奮して刺しやすくなる。
また、寒い時期は攻撃性が高まるので要注意。